高丘陽平がMLS公式ベストイレブン 今季10度目の無失点
バンクーバー・ホワイトキャップスの守護神、高丘陽平が9日のLAギャラクシー戦(3-0)の活躍で、MLS公式の「Team of the Matchday」(その節のベストイレブン)に選ばれた。クラブ公式が発表した数字を見ると、単発の好セーブではなく、シーズンを通じた安定の延長線上にある選出だとわかる。
現地はこう書いた
クラブ公式は選出を伝える記事で、高丘の数字をこう並べている。
Takaoka earned his 10th MLS clean sheet of the season, and 12th across all competitions. The native of Yokohama, Japan saved five shots and also completed 91 per cent of his passes. Last night was his fourth shutout in his last six games.
(高丘は今季10度目のMLSでのクリーンシートを記録し、全大会を通じては12度目となった。横浜出身の彼はこの試合で5本のシュートを止め、パス成功率は91%だった。直近6試合で4度目の無失点である。)
出典: Takaoka and Gauld earn MLS Team of the Matchday honours(バンクーバー・ホワイトキャップス公式)
この試合の勝利で、ホワイトキャップスは西カンファレンス首位を守り、3ポイント差を保った。同時に選出された攻撃的MFライアン・ガウルドは今季4点目を決め、クラブのMLS時代を通じて通算50得点・50アシストを初めて達成した選手になったと、同じ記事が伝えている。
それがどういう意味か
「10度目のクリーンシート」「直近6試合で4度目」という数字は、1試合の出来だけでは出てこない。シーズンを通じて崩れていないことの記録である。
MLSは公式が「Team of the Matchday」という形で毎節ベストイレブンを選ぶが、そこに名前が挙がるためには、その1試合の出来に加えて、リーグ側が積み上げの数字を添えて選出理由を説明する。高丘はゴールキーパーという、得点や決定的な仕事が見えにくいポジションで、公式にその積み上げを言語化してもらえた形になる。
西カンファレンス首位を走るチームの守備を、開幕から10度、無失点で終わらせている。派手さのある記録ではないが、シーズンの半分以上が終わった時点でこの数字が出ているということは、故障や出場機会の変動なく安定して起用され続けてきたことの裏返りでもある。
何がまだ分からないか
「91%のパス成功率」がGKとしてリーグ内でどの水準にあるかは、この記事の出典だけでは分からない。クラブ公式は自クラブの選手の数字を並べているだけで、他クラブのGKとの比較や順位は書いていない。
集約サイトを使わずに他選手と比較する手段は今のところ無く、この記事では高丘個人の積み上げとして書くにとどめた。
また、ホワイトキャップスは13日にオースティンFC戦を控えている。今季11度目のクリーンシートとなるかどうかは、まだ起きていない出来事である。
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