高丘陽平、元同僚ベッカーを「ゴール前で奪った」0-0 リーグ最多まであと1の無失点は12度目

2026.10.15 高丘陽平
Takaoka Ocampo Laborda Priso Johnson Larraz Cubas Sabbi Gauld Diaby White
バンクーバーの先発(4-2-3-1) 4-2-3-1 出典: クラブ公式試合レポートの先発表(フォーメーションは自社で並べ直し)

バンクーバー・ホワイトキャップスの高丘陽平が、10月14日(現地)のセントルイス・シティSC戦(アウェー)にフル出場し、チームは0-0で引き分けた。クラブ公式は、高丘にとって今季全大会で14度目、MLSでは12度目の無失点で、リーグ最多まであと1だと伝えている。

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クラブ公式は60分過ぎの3つの場面を名指しした

クラブ公式の試合レポートは、後半の高丘の仕事をこう書いている。

After the hour, Yohei Takaoka stood tall in net for the ‘Caps.

(60分を過ぎて、高丘陽平がゴールマウスで立ちはだかった。)

続けて、相手ウィンガーのカルロス・ホルセに対する2つのセーブを描写する。最初は12ヤードからのシュートを「つかんだ」。その1分後、ホルセのハーフボレーを「見事な横っ跳びのパリー」で弾いた。さらに終盤には、元ホワイトキャップスのFWシモン・ベッカーに対し、高丘が「ゴール前で奪い取った」と書かれている。

出典: Clash of titans│ Match Report powered by Sophos(バンクーバー・ホワイトキャップス公式)

公式記録上のシュート数は、バンクーバー17本(枠内1本)、セントルイス9本(枠内4本)。セーブ数はバンクーバー4本、セントルイス1本で、高丘個人の数字ではなくチーム合計の欄に出ている。0-0でバンクーバーのGKは高丘ひとりだったので、枠内4本をすべて高丘が止めた計算になる(この点は自社の計算で、公式が個人の数字として出したものではない)。

無失点は「攻めたチームの守り」ではなく、高丘の仕事だった

通説どおりなら、シュート17本対9本、コーナー10本対5本と押していたのはバンクーバーのほうで、無失点は「優勢だったチームの当然の帰結」に見える。ところが公式記録をたどると、枠内シュートは相手のほうが4本対1本と多い。バンクーバーは打っても枠に飛ばず、打たれた枠内の4本は高丘が止めていた。

公式が選んだ試合のMVPはDFのマティアス・ラボルダだが、本文が最も具体的に描いたのは高丘のセーブだった。この試合の0は、チームの攻勢ではなく後半の3つの場面で守られた0だった、というのが当サイトの読み方である。

数字の流れも整理しておく。9月19日のレアル・ソルトレイク戦で公式は「今季11度目のMLS無失点」と書いた。そして今回の公式の数字は12度目である。間の10月6日シカゴ戦は1-3で3失点だったので、この間に無失点の試合は無く、11度目から12度目まで約3週間空いたことになる。シカゴ戦で止まった記録を、今度は枠内シュートを浴びる展開の0-0で戻したことになる。

公式はさらに、高丘のクラブ通算無失点は49で、クラブ記録のポール・ドラン氏の51まであと2だと記している。もちろん、記録に届くかどうかはまだ起きていない出来事で、今季残り5試合の結果次第である。チームは勝ち点52で西カンファレンス首位を保っており、次戦は10月17日(土)のオースティンFC戦だ。

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