高丘陽平、伸ばした指先かすめた25ヤード弾 単独トップ級の守備に開いた3失点
バンクーバー・ホワイトキャップスの高丘陽平が、10月6日の延期分消化試合・シカゴ・ファイアFC戦(アウェー)でフル出場した。チームは後半に追い上げたものの1-3で敗れ、高丘は今季では珍しく3失点を喫した。
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25ヤードの弾丸が、伸ばした手の先を越えた
クラブ公式は、先制点の場面を高丘の名前入りでこう描写している。
The Fire found the opening goal. Jonathan Bamba cracked a 25-yard curler past outstretched Whitecaps FC ‘keeper Yohei Takaoka for 1-0.
(ファイアが先制点を奪った。ジョナサン・バンバが放った25ヤードの弾丸は曲がりながら、手を伸ばしたホワイトキャップスのGK高丘陽平の先を越えて1-0となった。)
出典: Intercepted│ Match Report powered by Sophos(バンクーバー・ホワイトキャップス公式)
同じ試合には、高丘が最後まで届かなかった場面も、味方が土壇場で防いだ場面もあった。
Later on, Takaoka scrambled across his crease before right back Rui Modesto bravely stood tall to prevent a second goal from going in.
(その後、高丘がゴールマウスを横切るように飛び出す場面があったが、追加点を防いだのは勇敢に立ちはだかった右SBルイ・モデストだった。)
出典: 同上
後半開始早々にはフィリップ・ジンケルナーゲルに追加点を許し2-0。公式記録によれば、この試合のシカゴの枠内シュートは8本、ホワイトキャップスのセーブ数は4本。高丘は終盤のマレン・ハイレ=セラシエの3点目まで、90分を通じてゴールマウスに立ち続けた。
「あと1」から17日、止まったのは記録のほうだった
9月19日のレアル・ソルトレイク戦の記事で書いたとおり、高丘はこの時点で今季11度目のMLSクリーンシートを記録し、クラブ公式は「MLS単独トップまであと1」と伝えていた。今回のシカゴ戦はそこから17日後、3失点という今季では目立って多い数字で終わった試合になる。
ただし、その中身は「無抵抗の3失点」ではない。1点目はバンバが決めた25ヤードのカーブシュートで、クラブ公式自身が「伸ばした手の先を越えた」と、GKの動作と結果を名指しで結びつけて描写している。枠内シュート8本に対してセーブ4本という数字は、残り4本のうち1本が失点ではなく前述のモデストのブロックだったことを考えれば、この試合の高丘が無関係に立ち尽くしていたわけではないことを示している。好セーブが記事の見出しを飾る夜もあれば、伸ばした指先が1本の弾丸に届かない夜もある——それも含めて、90分間ゴールを守り続けるという仕事の記録だ。
チームはこの敗戦でも白星先行の15勝5分7敗・勝ち点50を守り、ウェスタンカンファレンス首位を3ポイント差でキープしたまま残り7試合に入る。次戦は10月10日、長年の因縁の相手であるロサンゼルスFCとのアウェー戦。首位の座と並んで、高丘がどれだけ早く無失点の記録を取り戻すかにも注目が集まる一戦になる。
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