高丘陽平、残り4分の「ワールドクラス」セーブで1点差を守る オースティン戦2-1
バンクーバー・ホワイトキャップスの高丘陽平が、10月17日(現地)のオースティンFC戦(アウェー)にフル出場し、チームは2-1で勝った。クラブ公式は、終盤の1つのセーブを名指しで取り上げ、「勝ち点3を守った」と書いた。
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クラブ公式は終盤の1本を「ワールドクラス」と書いた
試合は前半40分、オースティンのミルト・ウズニが後方へのバックパスに詰めて先制した。後半はバンクーバーが47分にライアン・ガウルドのヘッド、71分に途中出場のヤダリー・ディアビの一撃で逆転している。その後の終盤を、クラブ公式の試合レポートはこう描いた。
MLS Goalkeeper of the Year contender Yohei Takaoka made a world-class save to preserve the three points.
(MLS年間最優秀GK候補の高丘陽平が、ワールドクラスのセーブで勝ち点3を守った。)
He dove to the far post for a point-blank parry off a Brandon Vázquez header four minutes from time.
(彼は残り4分、ブランドン・ヴァスケスのヘディングに対し、ファーポストへ飛んで至近距離から弾いた。)
出典: Texas Toast│ Match Report powered by Sophos(バンクーバー・ホワイトキャップス公式)
直前の一文は「ホワイトキャップスが試合の大半を支配していたものの、オースティンは最後の猛攻を仕掛けた」である。つまり公式は、このセーブを押し込まれた終盤の局面に置いている。
点差は1点、この1本が引き分けとの境目だった
公式記録のシュート数は、バンクーバーが10本(枠内3本)、オースティンが9本(枠内5本)。前回のセントルイス戦(0-0)に続き、枠内シュートの数は相手のほうが多かった。セーブ数はバンクーバー4本で、これもチーム合計の欄に出ている数字である。控えGKのボーマーは出番が無かったので、4本とも高丘が止めた計算になる(自社の計算で、公式が個人の数字として出したものではない)。
セントルイス戦でも枠内4本を止めており、2試合続けて、チームが押している試合でも高丘が枠内の4本を止めていたことになる。ただし今回は1失点しており、前回のような無失点ではない。ウズニの先制点はバックパスを奪われた場面で、公式の描写も高丘個人の責任には触れていない。
この試合は2-1で、点差はわずか1点だった。残り4分の至近距離のヘディングが入っていれば2-2で、勝ち点は3ではなく1になっていた。当サイトの見方では、後半に逆転した2点のゴールほど目立たないが、勝ち点の計算を実際に変えたのはこの1本である。公式が数あるセーブの中でこの1本だけを選び、「ワールドクラス」と形容したのは、そうした重みを反映したものだろう。
勝ち点は55(16勝7敗7分)に伸び、公式によればバンクーバーは西カンファレンス首位を守った。残り4試合で、2位との差は4ポイントと公式は書いている。クラブ通算無失点の記録に届くかどうかなど、先の話はまだ起きていない出来事である。
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