小久保が守った29分、シントトロイデンはそれでも2連敗

2026.09.22 小久保玲央ブライアン
小久保 畑 ムスリウ 谷口 ヴァンウェセマール メルラン シサコ 荒木 セヴァウイ バジュダル 松澤
シント=トロイデンの先発(4-3-3) 4-3-3 出典: シント=トロイデン公式(日本語)の試合レポートの表記順。左右の配置は公式に明示が無いため、表記順に並べている

シント=トロイデンが9月20日、ホームでウェステルローに0-2で敗れ、リーグ戦2連敗となった。前半29分、決定機を防いだのはGK小久保玲央ブライアンの好セーブだったが、その7分後、チームは自らのミスから先制点を許している。

あわせて読みたい:小久保玲央ブライアン、10か月ぶりのA代表に「経験を活かす」

現地はこう書いた

出典: 前節の悪い流れを断ち切れずホームで0-2の敗戦。リーグ戦2連敗。【リーグ戦 第7節 ウェステルロー戦】(シント=トロイデン公式・日本語)

クラブ公式は、前半29分の場面をこう記録している。

29分にはウェステルローに決定機を作られるも、小久保が好セーブを見せ、ゴールを許さない。

だがその直後、流れは変わる。

36分、試合が動く。ゴール前でのミスを相手に拾われ、そのままゴールを奪われて先制を許す。シントトロイデンは0-1のまま前半を折り返した。

後半開始早々にも失点し、0-2とリードを広げられたまま試合終了。谷口彰悟が先発に復帰し、小久保・畑大雅・荒木遼太郎・松澤海斗・石渡ネルソン(途中出場なし)を含む6人の日本人選手が出場した中での連敗だった。

崩れたのは守備陣であって、小久保ではない

STVVは9月13日のベフェレン戦でも0-2で敗れており、その試合後インタビューで畑大雅は「イージーなロストからだったので、それが選手個人のせいなのか、周りのサポート不足なのか」と自問していた(畑大雅「個人か、サポート不足か」52分からの3分に自問)。今回のウェステルロー戦も、36分の失点は同じ形をたどっている。クラブ公式が「ゴール前でのミス」とだけ書き、特定の選手名を出さなかった点まで、前節と同じである。

一方で、小久保個人の仕事ぶりは前節から変わっていない。29分、ウェステルローに「決定機」を作られた場面で防いだのは彼のセーブであり、69分にも1対1を凌いでいる(このときはシュート自体が枠を外れており、判定基準に照らせば29分の場面ほど明確ではない)。チームが2試合連続で同じような形の失点を重ねる一方、ゴールを守る側の小久保だけは、防げる場面をきちんと防いでいる。

小久保は9月18日、10か月ぶりに日本代表へ復帰したばかりだった。代表帰りの選手がクラブでも安定した内容を見せるのは自然にも思えるが、その安定が際立つのは、チーム全体が2連敗という逆方向に振れているときである。畑が投げかけた「個人か、サポートか」という問いに答えを出すとすれば、少なくとも守護神の側に原因は無い、というのが2試合分のデータが示す答えに近い。

小久保玲央ブライアンの他の記事