塩貝健人、公式戦336分ぶりに決めた代表初ゴール

2026.09.25 塩貝健人

【日本×ウルグアイ|ハイライト】松木玖生、塩貝健人、上田綺世のゴールで日本が勝利|キリンチャレンジカップ2026(DAZN Japan 公式チャンネル)

キリンチャレンジカップ2026・日本対ウルグアイ戦(9月24日、宮城)の後半アディショナルタイム1分、途中出場の塩貝健人(ヴォルフスブルク)が均衡を破るゴールを決めた。日本代表としては4試合目の出場で、初めての得点である。

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現地はこう書いた

JFA公式の試合レポートは、この場面をこう描写している。

伊東選手のパスを終盤交代出場の塩貝選手が落として上田選手に預け、ペナルティエリア左でリターンを受けると右足でゴール右隅に決めました。塩貝選手は出場4試合目で代表初ゴールです。

出典: 【Match Report】SAMURAI BLUE、松木選手、塩貝選手ら新戦力が活躍、ウルグアイ代表に勝利で新たな一歩(JFA公式・試合レポート、2026年9月25日)

伊東純也のパスを塩貝がいったん上田綺世に落とし、上田からのリターンを受けて右足で流し込む。ワンタッチで叩いて終わりではなく、味方とのパス交換を経て自分で仕留める形だった。試合後、塩貝自身はこの場面をこう振り返っている。

長い間点を取れていなかったですし、このチャンスをもらった中で、少ない時間でも点を取ってチームを勝たせられたということは良かったと思います。得点場面はあまり覚えていないんですが、自分としてうまくいかない時期が続いていたので、しっかり点を取れてよかったです。ここから止まらずに得点を量産できるように続けていきたいと思います。

出典: 同上(JFA公式・試合後コメント)

「あまり覚えていない」が指す336分

塩貝は自ら「長い間点を取れていなかった」「うまくいかない時期が続いていた」と語っているが、この言葉が指す具体的な数字はJFA公式には出てこない。日本のサッカー専門媒体・フットボールチャンネルが9月17日、この代表招集を伝えた記事の中で算出している。それによれば、塩貝は今季ヴォルフスブルクでリーグ戦5試合(2先発)・216分、DFBポカール1試合・120分の合計336分を無得点で過ごしていた。クラブでの直近のゴールは、2月21日のアウクスブルク戦まで遡るという。これは同媒体の集計であり、当サイトが独自に計測した数字ではない。

この336分という数字と、「得点場面はあまり覚えていない」という本人の言葉を並べると、見えてくるものがある。塩貝にとってこの1点は、深く狙って作ったというより、久しぶりの得点機会に体が反応した結果に近い。だからこそ本人も、伊東・上田との丁寧な連係という試合後半のプレーの細部より先に、「点が取れて良かった」という結果そのものを口にしている。

塩貝には、この「短い時間で結果を残す」という実績が代表活動の中で繰り返されてきた。今年3月、スコットランド戦でのA代表デビューはわずか13分ほどの出場だったが、84分に伊東の決勝ゴールをアシストしている。その1か月半後には、21歳でワールドカップメンバー入りを果たした。クラブでは336分間ゴールから遠ざかっていた選手が、代表のわずかな出場時間では結果を残す──この対比は今回が初めてではない。

森保一監督は試合後、常連組だけでなく「松木選手や佐野航大選手、ワールドカップでなかなか出場機会のなかった鈴木唯人選手や塩貝選手など、若い選手が常にぎらぎらと底上げしてくる」と語っている(JFA公式・試合後コメント)。塩貝個人への得点シーンの評価ではなく、チーム全体への総括だが、この試合で実際に「底上げ」を体現したのは、まさに途中出場から結果を出した塩貝自身だった。ヴォルフスブルクでの無得点期間を終わらせるきっかけになるかは、次のブンデスリーガ2部の試合を見るまで分からない。