塩貝健人、決めたはずの決勝点がハンドで取り消された

2026.10.26 塩貝健人

10月23日、アウェーのボーフム戦。2部勝ち点3位につけるヴォルフスブルクは、1-1で勝ち点1を分け合った。88分に途中出場した塩貝健人は、試合終了直前のアディショナルタイムに右サイドを切り込んでゴールを決めたが、VAR判定の末、ハンドとして取り消されている。

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クラブ公式が実況した、取り消された決勝点

クラブ公式の試合レポートは、この場面をこう描写している。

Für die Schlussphase kam Kento Shiogai (88.), der in der Nachspielzeit tatsächlich auf herrliche Weise traf, als er sich über die rechte Seite durchwuselte und aus kurzer Entfernung einschoss (90.+5). Der Jubel über einen abgebrühten Auswärtserfolg war jedoch verfrüht: Nach VAR-Überprüfung wurde der vermeintliche Siegtreffer wegen Handspiels wieder aberkannt (90.+6).

(終盤に途中出場した塩貝健人(88分)は、アディショナルタイムに見事な形で決めてみせた。右サイドを切り込んでから、短い距離からシュートを突き刺している(90+5分)。ただし、したたかなアウェー勝利への歓喜は早すぎた。VAR判定の末、決勝点と思われたこの一撃はハンドとして取り消された(90+6分)。)

出典: Später Jubel, bitteres Ende(VfLヴォルフスブルク公式・試合レポート、2026年10月23日)

試合はファビアン・レーゼ(2分)の先制点をヴォルフスブルクが守り切れず、ゼアン・クライバー(63分)の同点弾で1-1となっていた。その均衡を塩貝が土壇場で破ったかに見えたが、記録には残らなかった。シュトローベル監督は試合後、この場面も含めて振り返っている。

Das Siegtor am Ende, das zurückgenommen wurde, hätten wir nicht verdient gehabt nach diesem Spiel. Mit dem 1:1 kann ich deshalb leben.

(最後に決めて取り消された決勝点は、この試合の内容からすればふさわしいものではなかっただろう。だから1-1という結果には納得できる。)

出典: 同上(VfLヴォルフスブルク公式・試合後コメント)

記録には残らない、336分の問いへの答え

塩貝にとってこの一撃は、記録さえ残れば意味の大きいゴールだった。9月26日の代表戦(ウルグアイ戦)での得点を伝えた際、日本のサッカー専門媒体・フットボールチャンネルの算出として、「クラブでの直近のゴールは2月21日のアウクスブルク戦まで遡る」という数字を紹介している。その数字が正しければ、今回のゴールが認められていれば8か月ぶりのクラブでの得点になるはずだった。判定が覆らなかった以上、この空白はまだ続いている。

もっとも、シュトローベル監督のコメントが示すのは、塩貝個人への評価ではなく、チーム全体の出来に対する冷静な総括である。前半2分に先制しながら、相手に主導権を渡して追いつかれ、終盤はむしろボーフムが押し込む時間が長かった。その流れの中で途中出場からゴールらしいゴールを作ったのが塩貝自身だった、という事実は、判定の結果とは別に残る。9月の代表戦での得点は「あまり覚えていない」と振り返るほど瞬間的な反応だったが、今回は右サイドを自ら持ち運んでからの一撃で、形としては質が異なる。入った入らないの結果だけでなく、どう仕掛けたかという点でも、この試合は塩貝にとって次につながる材料になり得る。

試合型の記事のため、ハイライト映像を探した。VfLヴォルフスブルク公式YouTubeチャンネルはこの試合の単独ハイライトを投稿しておらず、見つかったのは非公式の集約チャンネルの動画のみだったため、今回は埋め込みを見送っている。

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