鎌田大地、起点も仕留め役もプレミア初ゴールで一人二役
10月11日、セルハースト・パークでのノッティンガム・フォレスト戦。クリスタル・パレスは3-1で勝利し、41分に鎌田大地がプレミアリーグでの自身初ゴールを決めている。クラブ公式によれば、クラブ通算68試合目での一発だった。
クラブ公式が伝えた「初ゴール」と、その作られ方
クラブ公式「The Numbers」は、この得点をこう記録している。
On what was his 68th Premier League appearance for Palace, Daichi Kamada netted his first goal in the competition.
(パレスでのプレミアリーグ通算68試合目の出場で、鎌田大地はこの大会での自身初ゴールを記録した。)
Kamada became the second Asian to score for the club in the Premier League.
(鎌田は、クラブのプレミアリーグ史上2人目となるアジア出身得点者になった。)
得点シーンの描写はこうだ。
The Japan international kick-started a lovely one-touch passing move involving flicks from the likes of Adam Wharton, Timber and Strand Larsen. As Strand Larsen squared for Timber, it squirmed through to Kamada, who duly lifted the ball delicately over the advancing Sels to give Palace parity.
(この日本代表は、ワートン・ティンバー・ストランド・ラーセンらが絡む見事なワンタッチパス回しの口火を自ら切った。ストランド・ラーセンがティンバーへ横パスを送ると、ボールはこぼれて鎌田の元へ届き、前に飛び出してきたセルスの頭上を越える柔らかなループで、同点に追いついた。)
出典: The Numbers: Palace power past Nottingham Forest(クリスタル・パレス公式、2026年10月11日)
試合は3分にフォレストのンドイェが先制。41分に鎌田が追いつき、前半終了間際の45+4分にレルマがヘディングで勝ち越し、前半を2-1で折り返した。後半59分にはピノが追加点を挙げ、3-1で試合を終えている。試合前の変更点として、負傷した冨安健洋に代わりレルマが先発した。
同点弾の「最初」も「最後」も、鎌田が担っていた
プレミアリーグ通算68試合目での初ゴールという数字だけでも十分に話題になる場面だが、この得点のおもしろさは、鎌田がどこから関わっていたかにある。
クラブ公式の描写をたどると、鎌田はこの得点でフィニッシャーである前に、まずパス回しの出発点だった。ワートン・ティンバー・ストランド・ラーセンへと渡ったワンタッチの連係を自ら始め、ストランド・ラーセンからティンバーへ渡ったボールがこぼれて自分の足元に戻ってきたところを、セルスの頭上へ流し込んでいる。崩しを始めた選手と、崩しを終わらせた選手が同一人物だった。
クラブ公式がもう一つ添えた数字も見ておきたい。パレスのプレミアリーグ史上、アジア出身の得点者は鎌田が2人目で、1人目はイ・チョンヨン(2015年12月、ストーク・シティ戦)だとされている。移籍から68試合という時間がかかったぶん、この一発には「ようやく」という重みが加わる。
負傷で欠場した冨安健洋に代わってレルマが先発した一戦でもあった。チームとしては冨安を欠く中での一戦だったが、鎌田の得点がその穴を感じさせない立ち上がりにつながっている。
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