鎌田大地の2アシスト、パレスは10人で守り切れず

2026.09.13 鎌田大地
Benítez Ahanor Richards Disasi Mitchell Timber Wharton Khalaili Pino Kamada Strand Larsen
クリスタル・パレスの先発(3-4-2-1) 3-4-2-1 出典: クラブ公式の試合レポート(選手交代の記載順)。左右の並びは公式に明示がないため、実況内の説明(ウイングバックの言及)を踏まえて並べている

9月12日、セルハースト・パークでのイプスウィッチ戦。クリスタル・パレスの2得点は、いずれも鎌田大地が起点になっていた。それでも、退場者を出して10人で戦った末に終了間際に3点目を失い、2-3で逆転負けした。

現地はこう書いた

出典: Report & Highlights: Palace beaten as Ipswich snatch late winner at Selhurst(クリスタル・パレス公式・試合レポート・2026年9月12日)

14分の先制点は、鎌田のパスから生まれた。

A flowing team move in midfield ended with Daichi Kamada finding space. He drove towards the Town defence, before picking out Anan Khalaili. […] with his low drive flying into the corner of the goal.

(中盤での流れるようなパス回しから、鎌田大地がスペースを見つけた。彼はイプスウィッチの守備陣に向かって持ち上がり、アナン・ハラーイリへ通した。[…]ハラーイリの低い一撃がゴール隅に吸い込まれた。)

34分、パレスのアクセル・ディサシが退場。前半のうちに1-2とされて折り返した。

後半75分、パレスが追いつく場面でも、起点は鎌田だった。

Strand Larsen received a Kamada ball and managed to turn Issa Diop, before slamming a low shot into the far corner of the Ipswich goal.

(ストランド・ラーセンが鎌田のボールを受けてイサ・ディオプの背後で反転し、低く鋭いシュートをイプスウィッチのゴール隅へ突き刺した。)

だが試合はここで終わらなかった。

A deep cross found the advanced Davis who looped a header towards the Palace goal. […] substitute Zian Flemming was on hand to prod home from only yards out.

(深いクロスが前に出たデイヴィスに渡り、パレスのゴールに向けてヘディングでループさせた。[…]交代出場のジアン・フレミングが、わずか数ヤードの距離から押し込んだ。)

この終了間際の1点で、パレスは2-3で敗れた。

それがどういう意味か

鎌田は退場者を出して10人になった試合で、攻撃の起点であり続けた。14分の先制点はドリブルからのラストパス、75分の同点弾はストランド・ラーセンへの縦パス。クラブ公式の試合レポートに明記された形として、2アシストである。

この試合ではもう2人、日本人選手が絡んでいる。ディサシの退場を受け、37分に投入されたのが冨安健洋だった。

This forced Pierre Sage into a substitute, with the lively Yéremy Pino having to come off as Takehiro Tomiyasu was brought on in defence.

(これによりピエール・サージュは交代を強いられ、好調だったイェレミー・ピノに代わって冨安健洋が最終ラインに投入された。)

計画された交代ではなく、退場による緊急投入である。

そしてイプスウィッチ側の選手交代欄にも、日本人の名前があった。

Town: Scherpen, O’Shea (C), Diop, Greaves, Davis, Palacios, Lukić (Florentino Luis, 77), Fatawu (Maeda, 62), Enciso, Clarke (Philogene, 62), Emersonn (Flemming, 62).

(イプスウィッチ: シェルペン、オシェイ(主将)、ディオプ、グリーヴス、デイヴィス、パラシオス、ルキッチ(77分フロレンティーノ・ルイス)、ファタウ(62分前田)、エンシソ、クラーク(62分フィロジェネ)、エメルソン(62分フレミング)。)

出典: Palace 2 Town 3(イプスウィッチ・タウン公式・記者Andy Warren・2026年9月12日)

前田大然は62分に投入されたが、この記事に本人の関与を示す具体的な描写はない。

何がまだ分からないか

鎌田自身の直接のコメントは、この回のクラブ公式には出ていない。監督ピエール・サージュの試合後会見記事にも、鎌田個人への言及は確認できなかった。

冨安が最終ラインのどの位置に入ったか(3バックのどこか)は、この試合レポートだけでは特定できない。

前田がイプスウィッチの攻撃にどう関わったかも、この記事の範囲では分からない。次に見るべきは、次節に向けたクラブ公式の練習コメントや会見で、この試合への評価がどう語られるかである。