塩貝健人の2発は届かず、後藤啓介の2発がドイツ杯を決めた
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| 試合 | 後藤啓介、今季公式戦5試合の投入時刻(分) |
|---|---|
| モーターウェル戦 | 80 |
| 開幕節 | 80 |
| 第2節 | 81 |
| シャルケ戦 | 68 |
| ヴォルフスブルク戦 | 67 |
10月28日のDFBポカール2回戦、フライブルクはヴォルフスブルクに3-2(前半1-2)で勝ち、16強入りを決めた。2部4位のヴォルフスブルクは前半だけで塩貝健人が2得点して1-2とリードしたが、67分に鈴木唯人と代わって入った後藤啓介が75分と90+2分に2得点し、逆転勝ちに持ち込んでいる。
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フライブルク公式が描いた2発ずつの攻防
クラブ公式の試合レポートは、冒頭でこう伝えている。
Der Sport-Club steht im Achtelfinale des DFB-Pokals. In der zweiten Runde setzte sich der SC in einem engen Spiel mit 3:2 (1:2) gegen den VfL Wolfsburg durch.
(SCはDFBポカール16強に進出した。2回戦、接戦をVfLヴォルフスブルクに3-2〈前半1-2〉で制した。)
試合は6分にマタノヴィッチが先制したが、8分に塩貝健人が裏へ抜け出して1-1に追いつく。さらに43分、コーナーキックから塩貝がフリーで合わせて勝ち越した。
Nach dem Eckball kam Shiogai freistehend zum Kopfball – 1:2 in der 43. Minute.
(コーナーキックのあと、塩貝がフリーでヘディングに合わせた。43分、1-2。)
前半を1-2で折り返したフライブルクは、67分に鈴木唯人に代えて後藤啓介を投入する。開幕節・第2節でも鈴木と入れ替わる形で後藤が入っていたが、今回はこれまでで最も早いタイミングだった。
75分、先発から出ていたグリフォが蹴ったコーナーキックに、途中出場の後藤が頭で合わせて同点とする。
Grifos Ecke fand den Kopf des eingewechselten Keisuke Goto und der Ball von dort den Weg ins Tor.
(グリフォのコーナーキックが、途中出場の後藤啓介の頭に届き、そこからゴールへの道を見つけた。)
そして後半アディショナルタイム2分、67分に途中投入されていたリーンハルトの長いパスに抜け出した後藤が、飛び出したヴォルフスブルクのGKをループで越えて決勝点を決めた。
Der Japaner war dort allein auf weiter Flur und überlupfte Wolfsburgs herauseilenden Keeper zum 3:2.
(その日本人選手はそこに一人きりで、飛び出してきたヴォルフスブルクのGKをループで越えて3-2とした。)
出典: Mit Gotos Doppelpack ins Achtelfinale(SCフライブルク公式・試合レポート、2026年10月28日)
ユリアン・シュスター監督は、途中出場の選手たちについてこう振り返っている。
Heute hat sich wieder gezeigt, dass unsere Einwechselspieler immer bereit sind.
(今日もまた示された。我々の交代選手はいつも準備ができている。)
67分という、いつもより早い投入が最大の結果を生んだ
これまで公式戦で確認できる後藤の投入時刻は、モーターウェル戦80分、開幕節80分、第2節81分、そして鈴木唯人が退場したシャルケ戦が68分だった。今回の67分は、その中でもっとも早い。しかも今回は鈴木が退場したわけではなく、純粋な戦術交代である。
投入が早まったぶん、結果も大きくなった。クラブ公式の記録で得点が確認できるモーターウェル戦・シャルケ戦は、いずれも1得点どまりだった。今回は同点弾と決勝点の2点。しかも2点目は、試合の結果そのものを決める90+2分の一撃だった。
シュスター監督の「我々の交代選手はいつも準備ができている」という一言は、何よりこの日2得点した後藤自身を指している。90+2分の決勝点をお膳立てしたリーンハルトも、後藤と同じ67分に途中出場した選手だった。前半を1-2で折り返したフライブルクが使った交代は、39分のキューブラー、67分のリーンハルトと後藤、85分のベステの4人。そのうち2人が、終了間際の決勝点に直接絡んだことになる。監督の抽象的な一言は、ピッチの上では「途中出場どうしが、土壇場で決勝点を組み立てる」という具体的な場面として起きていた。
一方で、ヴォルフスブルクの塩貝健人も同じ試合で2点を決めている。8分は裏への抜け出しから、43分はコーナーキックのヘディングから。前半だけを見れば、塩貝の2点は後藤の90分間の仕事を上回っていた。それでも試合を分けたのは、終了間際にフライブルクのベンチが2人がかりで決勝点を組み立てたという一点だった。塩貝にとっては、2点を取っても勝てなかった試合として記憶に残ることになる。
フライブルクはこれで公式戦を通じて崩れていない。後藤の投入時刻が試合を追うごとに早まっているのが偶然か意図的な変化かは、この記事の時点では分からない。次に80分前後へ戻るのか、67分からさらに早まるのか——次節以降の投入時刻が、その答えに近づく材料になる。
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