上田綺世、有言実行の2発でベネズエラ戦を逆転勝利に導く
日本が9月28日のキリンチャレンジカップ2026・ベネズエラ戦を2-1で逆転勝利した試合、後半開始とともに途中出場したリールの上田綺世が同点弾とアディショナルタイムのPKで2得点した。4日前のウルグアイ戦に続き、2試合連続で途中出場から試合を決める形になった。
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JFA公式、同点弾とPKの経緯を詳報
JFA公式の試合記録によると、日本は前半を0-0で終えたあと、後半開始と同時に上田・久保建英・伊東純也・田中碧・GK鈴木彩艶の5人を一斉投入した。ところがその直後の46分、ベネズエラのケビン・ヘスス・ケルシー・ヘネスに先制点を許す。
出典: 【Match Report】SAMURAI BLUE、上田選手の2ゴールでベネズエラ代表に逆転勝利(日本サッカー協会・2026年9月29日)
だが日本は3分で追いつく。JFA公式はこう描写している。
失点から3分後、左サイドの相馬選手からパスを受けた伊東選手がクロスを送り、ペナルティエリアに入った上田選手が相手DFの裏へ抜けて右足で捉え、日本が追いつきます。
49分の同点弾だった。この場面について、上田本人はこうコメントしている。
「得点場面は、伊東選手と目が合ったタイミングでは、あそこでボールを受ける動き出しのボディランゲージではなかった。僕がぎりぎり変えて相手の逆を突く形になったんですが、それを純也君はしっかり間接視野で見ていたみたいで、そこにしっかりと蹴られる技術とスピードですね。本当にパスが良かったとしか言えません」
出典は同上。
試合終盤、日本は苦しい展開になる。85分過ぎに渡辺剛が負傷したが交代枠を使い切っており、日本は最終ラインを4バックに変えて10人で耐えることになった。それでも後半アディショナルタイム、ペナルティエリアに攻め込んだ久保建英が倒され、VARチェックの末に日本にPKが与えられる。これを上田が確実に沈め、90+6分に2-1とした。
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「あと3試合」の宣言は、社交辞令ではなかった
4日前のウルグアイ戦後、上田は「このシリーズ、日本であと3試合あるので、しっかり勝って」と語っていた。この日のベネズエラ戦は、その「あと3試合」の1本目にあたる。
結果は有言実行だった。ウルグアイ戦は63分からの途中出場でアシスト1・得点1、ベネズエラ戦は後半開始と同時の途中出場で得点2。投入されるタイミングは違うが、2試合続けて後半から入って試合を決めている。
この日の日本は、齋藤俊輔・中野就斗・熊坂光希・GK小久保玲央ブライアンの4人が代表デビューとなるフレッシュな先発で試合に入り、後半開始で経験のある上田・久保・伊東・田中碧・鈴木彩艶の5人を一気に投入するという、明確な二段構えだった。森保一監督自身、試合後に「前半の経験の浅い選手たちのトライも非常によかった」と述べている。前半でフレッシュな選手に経験を積ませ、後半で結果を出せる選手を送り込む——上田の途中出場は、出遅れではなく、この二段構えの中で最も重要な役割として設計されていたと見てよさそうだ。
同点弾の場面で上田が語った「純也君はしっかり間接視野で見ていた」という一言も、前回記事で本人が語った「試合に入る前からすり合わせていた」という準備と地続きである。ゴールの形こそ違うが、ベンチから入って伊東純也とのわずかな間合いで得点を作る、という上田の「型」は2試合続けて再現された。
日本はキリンカップサッカー2026に進み、10月1日にエクアドル、5日にパナマまたはニュージーランドと対戦する。上田がここでも同じ役回りを任されるのか、それとも先発に回るのかは、まだ分からない。
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