佐藤龍之介、半年ぶりのA代表復帰はバレンシア移籍後初
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日本サッカー協会は9月17日、キリンチャレンジカップ2026(9/24ウルグアイ戦、9/28ベネズエラ戦)とキリンカップサッカー2026(10/1エクアドル戦、10/5未定)に臨むSAMURAI BLUEのメンバー31人を発表した。バレンシアCFの佐藤龍之介は、この発表で復帰組の1人に名を連ねた。
現地はこう書いた
JFA公式の招集メンバー発表ページに、佐藤の名がある。初招集を示す記号(*)は付いていない。
佐藤 龍之介 サトウ リュウノスケ(バレンシアCF/スペイン)
出典: SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー・スケジュール(日本サッカー協会・2026年9月17日)
同じ日にJFA公式が出した別記事は、佐藤の招集をこう位置づけている。
復帰組では、今夏活躍の舞台を日本からスペインに移したMF/FW佐藤選手とMF/FW佐野航大選手(PSVアイントホーフェン)が今年3月以来となり
出典: SAMURAI BLUE、9月10月の4連戦に谷村選手、松木選手ら4人が初招集、佐藤選手、熊坂選手らも復帰(日本サッカー協会・2026年9月18日)
佐藤のバレンシア移籍は、クラブ公式が7月7日に発表していた。
Sato, a product of FC Tokyo’s academy, became the youngest player in the club’s history to make his first-team debut at just 16 years of age in 2023. […] he has since made five official appearances, becoming the youngest player in Japan’s history to feature in a FIFA World Cup qualifying match.
(佐藤はFC東京の下部組織出身で、2023年に16歳でクラブ史上最年少のトップチームデビューを果たした。[中略]その後A代表に5試合出場し、日本代表史上最年少でFIFAワールドカップ予選に出場した選手になった。)
出典: OFFICIAL STATEMENT | RYUNOSUKE SATO(Valencia CF公式・2026年7月7日)
移籍後のクラブ紹介の場では、本人がこう語っていた。
“Coming to Valencia CF was what I was wishing for, and I didn’t hesitate to choose the club.” […] “I’m good both as a no.10 and as a winger.”
(「バレンシアCFに来ることは僕が望んでいたことで、このクラブを選ぶのに迷いはなかった」[中略]「トップ下でもウィンガーでも良さを出せる」)
出典: Sato: “My wish was to come to Valencia CF”(Valencia CF公式・2026年7月10日)
クラブでの起用は、この2か月で揺れている。8月25日のレアル・ベティス戦(アウェー)でスタメン出場し、クラブ公式試合速報は前半のシュートが枠外に外れた場面、こぼれ球に反応したものの守備側の好守に阻まれた場面、後半の別のシュートがブロックされた場面を、それぞれ本人の名前付きで描写していた(いずれも得点には至らなかった)。一方、9月6日のFCバルセロナ戦(0-5敗戦)では、62分からハビ・ゲラに代わって途中出場したとだけ、交代記録に名前が載っている。
出典: MATCH REPORT | Valencia CF beaten by FC Barcelona (0-5)(Valencia CF公式・2026年9月6日)
それがどういう意味か
7月の加入発表は、佐藤を「クラブ史上初の日本人選手」「日本代表史上最年少でのワールドカップ予選出場」という、肩書きの大きい言葉で迎えていた。その2か月後の実際のクラブでの起用は、スタメンで複数回シュートを打った試合と、大敗の中で途中出場に留まった試合の間で揺れている。肩書きの大きさと、まだ定まっていない出番の大きさには差がある。
本人が加入会見で語った「トップ下でもウィンガーでも良さを出せる」という言葉は、この2か月では抽象的な自己紹介のままだった。唯一それが具体的な形になったのがベティス戦で、前半だけで2度、決定機に絡んでいる。ただし、いずれもゴールネットを揺らすところまでは届いていない。
今回の代表発表は、佐藤にとって「日本を離れてから初めてのA代表活動」であり、同時に「前回の代表活動から半年ぶり」でもある。JFA公式は佐藤とPSVアイントホーフェンの佐野航大を同じ文で並べ、2人とも「今年3月以来」の復帰と書いた。オランダとスペイン、移籍先も所属リーグも異なる2人が、同じ夏に海外移籍し、同じ半年間のブランクを経て、同じ招集で名前を並べたことになる。
半年前の3月時点の佐藤は、まだFC東京でJ1を戦う選手だった。次に代表のピッチに立つときは、スペインでの2か月半を経た選手として立つことになる。その2か月半で何を得たかは、まだクラブでの起用が定まっていない以上、本人が代表の舞台でどう示すかを見るしかない。
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