宇野禅斗、就任1週間足らずの監督の有言実行でデビュー
ボルシアMGの宇野禅斗が、10月11日のライン・ダービー(対1.FCケルン、1-2敗戦)の68分に途中出場し、ブンデスリーガ公式戦デビューを果たした。就任1週間足らずの新指揮官アレクサンダー・ブレッシンが、2日前の会見で予告していた通りの起用である。
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クラブ公式が「2人のデビュー」と明記
ボルシアMGは前半を1-1で折り返したが、後半67分に失点して1-2とリードを許した。クラブ公式の試合後レポートは、終盤の攻勢をこう描写している。
Gerade die jungen Einwechselspieler Wael Mohya sowie die beiden Bundesliga-Debütanten Fritz Fleck und Zento Uno setzten Akzente.
(とりわけ若い途中出場選手のヴァエル・モヒヤ、そしてブンデスリーガ・デビューを果たした2人、フリッツ・フレックと宇野禅斗が存在感を示した。)
出典: Richtige Haltung, falsches Ergebnis(ボルシアMG公式、2026年10月12日)
試合レポートの実況は、宇野が関わった88分のプレーをこう記録している。
Mohya bedient Uno, der den Ball aus 17 Metern abzieht, jedoch genau den Rücken des im Weg stehenden Krauß trifft.
(モヒヤが宇野にパスを送る。宇野は17mからシュートを放つが、ちょうど間に入っていたクラウスの背中に当たってしまう。)
出典: Borussia unterliegt im Derby(ボルシアMG公式・試合レポート、2026年10月12日)
公式記録では、68分にフロリアン・ノイハウスに代わって宇野が投入されたことになっている。この一戦で宇野はイエローカードも受けている(町野修斗も同じ試合で警告を受けた)。
ブレッシンの「20分か30分」は、ほぼ数字通りだった
10月9日の会見でブレッシンは宇野の起用について、「最初からか、20分か30分してからかは分からないが、それは見てみよう」と述べていた(前回記事参照)。実際には先発ではなく、68分投入で90分までの約22分間のプレーとなった。ダービーという重みのある一戦で、指揮官が会見で挙げた「20分か30分」という幅に、結果としてほぼ収まった形である。
同じ会見でブレッシンは板倉滉についても触れ、「際どいタイミングになるかもしれない」と含みを持たせていた。板倉は結局、日本代表活動中に負った負傷(左中殿筋の部分断裂)でこの試合を欠場した。同じ会見で名前が挙がった2人のうち、起用に前向きな言葉をかけられていた宇野はピッチに立ち、状態に含みを持たされていた板倉は欠場した。対照的な結果である。
デビューの中身も、ブレッシンが9日の会見で評価していた点と重なる。「前からの守備、貪欲さ、球際を厭わない姿勢」という指揮官の言葉通り、宇野は投入後すぐにイエローカードを受けるほどの激しい球際へ関わり、88分には味方のパスを受けて自らシュートまで持ち込んだ。結果こそDFの背中に当たり不発に終わったが、守備的な美徳を買われて起用された選手が、終盤に自らシュートまで打ち切ったという事実は、少なくとも「指示された役割だけに収まらなかった」ことを示している。ブンデスリーガでの出場はこの22分間がまだ唯一の記録であり、次にどこまで出場時間を伸ばせるかが続報の軸になる。
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