塚田悠太郎の一撃、ロードアイランドFC史上初のバイシクル弾

2026.09.16 塚田悠太郎
0 30 60 90 前半終了 38塚田(38分)63コルゼニオウスキー(63分)90クウィゼラ(90分)
3得点の時刻(すべてロードアイランドFCの得点)。38分・塚田、63分・コルゼニオウスキー、90分・クウィゼラ(PK) 単位: 分 出典: ロードアイランドFC公式の試合レポート。基準線は前半終了
数字で見る
試合3得点の時刻(すべてロードアイランドFCの得点)。38分・塚田、63分・コルゼニオウスキー、90分・クウィゼラ(PK)(分)
塚田(38分)38
コルゼニオウスキー(63分)63
クウィゼラ(90分)90

USLチャンピオンシップ、ロードアイランドFCの塚田悠太郎が、スポーティングクラブ・ジャクソンビル戦(3-0)でバイシクルキックを決めた。クラブ公式によれば、これはクラブ史上初のバイシクルキックによる得点で、塚田はこの試合のPlayer of the Gameにも選ばれている。

現地はこう書いた

9月12日、ジャクソンビルのホッジス・スタジアム。クラブ公式の試合レポートは、先制点の場面をこう書いている。

The visitors eventually ripped the deadlock open in spectacular fashion in the 38th minute, taking the lead when Yutaro Tsukada converted Leo Afonso’s right-wing cross with an acrobatic overhead kick.

(訪問チームは38分、劇的な形で均衡を破った。リオ・アフォンソの右サイドからのクロスを、塚田悠太郎がアクロバティックなオーバーヘッドキックで叩き込み、先制点を挙げた。)

出典: Yutaro Tsukada Bicycle Kick Stunner Highlights 3-0 Rhode Island FC Win at Sporting Club Jacksonville(ロードアイランドFC公式・2026年9月12日)

試合後にまとめられた「ADDITIONAL NOTES」には、この一撃の位置づけがこう記されている。

Yutaro Tsukada scored his second goal for RIFC, converting the first bicycle kick in club history. Tsukada has two goals and one assist in his first six appearances for Rhode Island FC.

(塚田悠太郎はRIFCでの2得点目を、クラブ史上初のバイシクルキックで決めた。塚田はロードアイランドFCでの最初の6試合で2得点1アシストを記録している。)

出典: 同上

そして記事の末尾、この試合の「PLAYER OF THE GAME」として名前が挙がっているのも塚田本人である。

それがどういう意味か

バイシクルキックは、しばしば「たまたま決まった一撃」として消費される。技術としての難度は高くても、その1プレーだけでは選手の評価は動かないことが多い。

しかしこの試合では、塚田は得点者であると同時に、90分間を通じたPlayer of the Gameにも選ばれている。クラブ公式が「クラブ史上初」という記録として明示的に位置づけたことも合わせると、この一撃は単発のハイライトとしてではなく、移籍後まだ6試合目の選手の到達点として扱われていることがわかる。

数字で見ても、この試合の前まで塚田は5試合で1得点1アシストだった計算になる。今回の1試合で2得点目・通算成績を2得点1アシストに伸ばしたことは、出場を重ねるごとに関与の量が積み上がっていることを示している。図の3得点の時刻を見ると、塚田の先制点(38分)から国内的に試合を決定づけた3点目(90分)まで、ロードアイランドFCは前半終了間際から終了間際まで得点を重ね続けており、塚田の一撃はその最初の均衡崩しだった。

何がまだ分からないか

塚田がこの試合以前にどのような役割を任されてきたか、6試合の内訳(先発かベンチスタートか)はこの記事の出典だけでは分からない。クラブ公式が今回明かしたのは通算の得点・アシスト数だけで、出場時間の推移までは書かれていない。

この1試合が今季の到達点なのか、それとも今後さらに出場機会が増えていく過程の一歩なのかも、現時点では判断できない。次のホームゲーム(9月19日、マイアミFC戦)以降、先発が続くかどうかが、ひとつの判断材料になる。