谷口彰悟、オウンゴールの相棒と今度は値千金の一撃

2026.10.26 谷口彰悟高井幸大

【シントトロイデン】終盤に今季リーグ戦初ゴールを決めた 谷口彰悟選手 試合後インタビュー(シントトロイデンVV 公式チャンネル)

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シント=トロイデンの先発(4-3-3)。クラブ公式の試合レポートに出た選手の並びをもとに作成。*谷口彰悟が90+3分に今季リーグ戦初ゴールを記録した 4-3-3 出典: シント=トロイデン日本公式サイトの試合レポート

ベルギー1部第9節、シント=トロイデンはアウェーでクラブ・ブルージュに2-3で敗れ、リーグ4連敗となった。それでも90+3分、新加入の高井幸大が競り合いで作ったこぼれ球を谷口彰悟が押し込み、今季のリーグ戦初ゴールで1点差まで迫った。

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クラブ公式は見出しで「高井選手のアシスト」と書いた

クラブ・ブルージュに前半だけで2点(41分・43分、いずれもトレソルディ)を許し、後半も75分に3点目を加えられたシント=トロイデン。それでも守備陣は踏ん張り続けた。クラブ公式の試合レポートはこう書いている。

90分ショートカウンターを受けるも畑の守備と小久保のプレッシャーで決定的なシーンとはさせない。90+3分ショートコーナーから高井の競り合いからのこぼれに谷口が合わせて1点差に。

記事の見出し自体も「終盤に高井選手のアシストから谷口選手のゴールもチームはクラブ・ブルージュに屈しリーグ4連敗」としており、クラブ自身が高井の競り合いと谷口の得点を一連のプレーとして位置づけている。谷口はこの試合、守備でも72分にトレソルディのシュートをブロックし、追加失点を防ぐ場面を作っていた。

出典: 終盤に高井選手のアシストから谷口選手のゴールもチームはクラブ・ブルージュに屈しリーグ4連敗(シント=トロイデン日本公式サイト・2026年10月26日)。クラブ公式YouTubeチャンネルには、谷口の「今季リーグ戦初ゴール」と題した試合後インタビュー動画も上がっている。

2週間前はオウンゴールの相棒、今度はゴールの相棒になった

2人の組み合わせには伏線がある。10月12日のメヘレン戦では、センターバックで初めて並んだ高井と谷口がそれぞれ別の時間にオウンゴールを献上し、3-4で敗れていた(上記関連記事)。あの試合は「並ぶのか、入れ替わるのか」という加入直後の問いに、最悪の形で答えを出した試合だった。

今回も2人はセンターバックで並んでいる。そして試合の結末自体は4連敗と厳しいままだが、終盤に生まれたのはオウンゴールではなく、高井の競り合いが起点になった谷口のゴールだった。守備ラインとしての連係がすぐに結果へ結びついたとは言えないにしても、2人の関わり方が「事故」から「得点への関与」に変わったこと自体は、再編が進んでいる途中経過として見てよさそうだ。

この試合はカンファレンスリーグを含む5連戦の5試合目で、谷口・畑・新川志音(リーグ初先発)ら主力を立て続けに起用せざるを得ない過密日程だった。石渡ネルソンも25分に決定機を作ったが相手GKに阻まれており、守備だけでなく攻撃の形自体は作れていた。それでも4連敗という結果が示すのは、疲労が蓄積する中でも最後まで足を止めなかった選手たちの踏ん張りと、それでも守り切れない守備の課題が同居しているという、このチームの今の姿だろう。

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