DF濃野公人、バーを叩いた21分後にアシストで勝利貢献

2026.09.19 濃野公人
Johnson Bartlett Hefti Kurokawa Rowles Nono Peglow Dozzell Baribo Munteanu Hopkins
DCユナイテッドの先発 5-2-3 出典: DCユナイテッド公式の試合レポートに載る先発表。左右の配置・列分けは公式に明示が無いため、記載順に並べている

9月9日、DCユナイテッドは本拠地アウディ・フィールドでコロンバス・クルーを2-1で下した。DFとして先発した濃野公人は、16分に自らクロスバーを叩くシュートを放ったあと、その21分後(自分で計算)には一転してクロスで味方の2点目を演出した。クラブ公式は、この2つの場面をどちらも濃野の名前入りで描写している。

現地はこう書いた

出典: Post-Match Recap: D.C. United forward Tai Baribo gets a brace in a 2-1 win against the Columbus Crew at home(DCユナイテッド公式・2026年9月9日の試合レポート)

16分、自らの好機をクラブ公式はこう書いている。

Munteanu’s effort from the center of the box was turned away by Columbus goalkeeper Patrick Schulte in the 15th minute and Kimito Nono rattled the crossbar from the right side of the box a minute later.

(ムンテアヌのボックス中央からの一撃はコロンバスのGKパトリック・シュルテに防がれ、その1分後、キミト・ノノ(濃野公人)がボックス右サイドからクロスバーを叩いた。)

その21分後、2点目の場面はこう描写されている。

Nono delivered a cross into the box and Baribo swept it into the bottom left corner for his second of the night, sending D.C. United into the break with a 2-0 advantage.

(ノノがボックスへクロスを送り、バリボがそれをゴール左隅へ流し込んでこの夜2点目。DCユナイテッドは2-0のリードで前半を折り返した。)

試合を締めくくる一文で、公式はアシストを個人記録として明記している。

Baribo proved to be the difference in the attack, recording his 13th and 14th goals of the season in his return from injury. Munteanu and Nono each supplied an assist.

(攻撃陣ではバリボが違いを生んだ。負傷からの復帰戦でシーズン13・14点目を記録した。ムンテアヌと濃野はそれぞれアシストを記録した。)

それがどういう意味か

16分の場面だけを読むと、これは「決めきれなかった一本」に見える。濃野自身のシュートはゴールに嫌われ、バーに阻まれている。

だが、その21分後に起きたことは、同じ選手による正反対の関与だった。自分で決めにいく形から、味方に決めさせる形へ、同じ選手が同じ試合の中で役割を切り替えている。

このアシストが軽くないのは、公式が「Munteanu and Nono each supplied an assist」と、得点だけでなくアシストも個人の記録として明記している点にある。守備の選手が攻撃側の決定的な仕事を担った試合として、この一戦の先発表は読める。濃野はクラブ公式の選手ページで「DF」に分類されている選手であり、その持ち場は前線ではない。

同じ先発リストには、DCユナイテッドのもう一人の日本人選手である黒川圭介の名前もある。この試合でクラブ公式が名指しで具体的な関与を描写したのは濃野のほうだった。濃野本人がMLSでアシストを記録するのが今シーズン何度目かは、この試合のレポート単体では確認できていない。

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