新川志音、初先発で見せた『ベンチ番』からの脱却
ベルギー杯(クロキー杯)ラウンド32、10月19日のロンメル戦でSTVVが4-1の逆転勝利を収めた。開幕戦で1-1に終えた同じ相手に雪辱を果たしたこの試合、逆転の起点になったのは今季初めて先発に名を連ねた新川志音である。
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STVV公式が記録した逆転弾とお膳立て
出典: Croky Cup初戦は日本人選手が躍動!松澤の同点弾&新川の加入後初ゴールでSTVVが4-1の逆転勝利!(STVV公式日本語サイト、2026年10月19日)
開始早々の4分、ロンメルのファン・ドゥイフェンにコーナーキックから先制点を許したSTVV。しかし15分、クラブ公式はこう記録している。
15分、ヴァンウェセマールが右サイドからクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだ松澤がヘディングで合わせ、同点ゴール!
同点に追いついた後、試合を決定づけたのは新川だった。39分の場面を公式はこう描写している。
それでも迎えた39分、再び右サイドのヴァンウェセマールのクロスからゴールが生まれる。精度の高いクロスにゴール前で合わせたのは、今シーズン初先発となった新川!見事にゴールネットを揺らし、STVVが2-1と逆転に成功する。
新川の仕事はゴールだけで終わらなかった。62分、今度は自らドリブルで攻め上がる。
62分、再びSTVVの攻撃が実を結ぶ。新川が巧みなドリブルでボールをゴール前まで運ぶと、中央で待ち構えていたソエル・ソエルへパス。これをソエル・ソエルが冷静にゴールへ流し込み、待望の追加点!
71分にはムブクが加入後初ゴールとなる4点目を決め、試合はそのまま4-1で終了した。STVVは次のラウンドへ進出する。
出場機会の少なさは実力の物差しではなかった
新川にとってこの日は今季の公式戦で初めての先発で、これまでは途中出場が続いていたことになる。出場機会そのものが少なかった選手が、先発の機会を得た初戦でゴールとアシストの両方を記録したという事実は、起用法の問題と実力の問題が必ずしも一致しないことを示している。
得点に至った場面を見ると、新川の仕事は一度きりではない。39分は自ら合わせて仕留め、62分はドリブルで運んでから味方に預けている。フィニッシュとビルドアップの両方に顔を出せる選手だということが、この一試合で示された。カップ戦という主力温存の機会であっても、監督が新川に先発の座を与えた判断は結果的に正しかったことになる。
同点ゴールを決めた松澤は、9月のラ・ルヴィエール戦で2アシストを記録したばかりで、新川と並んでSTVV前線の選手層を厚くしている存在である。自分たちで数えると、STVVの4得点のうち3点(松澤の同点弾、新川の逆転弾、新川がお膳立てしたソエル・ソエルの3点目)に新川か松澤のどちらかが直接関わっていた。この日の逆転劇は、日本人選手抜きには語れない。次戦の組み合わせは抽選で決まる予定で、この起用がリーグ戦にも波及するかが注目される。
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