松澤海斗2アシスト 4得点のうち3点に日本人が絡んだ

2026.09.11 松澤海斗
0 30 60 90 試合終了 41メルラン(松澤のラストパス)54ヴァンウェセマール(メルランのクロス)73バジュダル(荒木のCK起点)78バジュダル(松澤のクロス)
4得点の時刻と、直前にボールを触った選手 単位: 分 出典: シント=トロイデン公式(日本語)の試合レポート
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試合4得点の時刻と、直前にボールを触った選手(分)
メルラン(松澤のラストパス)41
ヴァンウェセマール(メルランのクロス)54
バジュダル(荒木のCK起点)73
バジュダル(松澤のクロス)78
小久保 ヴァンウェセマール 谷口 ムスリウ 畑 シサコ メルラン 荒木 松澤 バジュダル セヴァウイ
シント=トロイデンの先発(4-3-3) 4-3-3 出典: シント=トロイデン公式(日本語)の試合レポートの表記順。左右の配置は公式に明示が無いため、表記順に並べている

シント=トロイデンがラ・ルヴィエールに4-0で勝った。日本時間9月6日未明(現地5日夜)のリーグ戦第5節である。

クラブ公式の見出しは「圧巻のゴールラッシュ!松澤の2アシストなどで4-0の快勝」。この試合の先発11人のうち、5人が日本人だった。

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現地はこう書いた

クラブ公式(日本語)の試合レポートが、4つの得点をそれぞれこう書いている。

41分の先制点。

荒木が右サイドの松澤へスルーパスを送り、松澤が中央で待つメルランへラストパス。これをメルランが落ち着いてゴール右上へ突き刺し、STVVが先制に成功する

54分の2点目。

先制点を決めたメルランがクロスを送り、中央で待ち構えていたヴァンウェセマールがダイレクトで合わせてゴール。リードを2-0に広げる

73分の3点目。

荒木のコーナーキックからシサコが頭でつなぎ、最後はバジュダルがヘディングで押し込んで3点目

78分の4点目。

メルランを起点に右サイドでボールを受けた松澤がクロスを供給すると、バジュダルがこの日2点目となるゴールを決め、4-0と突き放す

出典: 圧巻のゴールラッシュ!松澤の2アシストなどで4-0の快勝【リーグ戦 第5節 ラ・ルヴィエール戦】(シント=トロイデン公式)

先発は、GKに小久保玲央ブライアン、最終ラインに谷口彰悟と畑大雅、中盤に荒木遼太郎、前線に松澤海斗。交代は46分に谷口→ヤンセンス、73分に荒木→石渡ネルソン、74分にヴァンウェセマール→ピュペ、79分にセヴァウイ→ムブク、84分にバジュダル→ディウフ。

それがどういう意味か

上の4つの記述を自分で数えると、日本人選手が直接関わった得点は3つある。41分(荒木のスルーパスと松澤のラストパス)、73分(荒木のコーナーキック)、78分(松澤のクロス)。日本人が絡んでいないのは、メルランからヴァンウェセマールへ渡った54分の2点目だけである。

同じく自分で数えると、先発11人のうち日本人は5人(小久保・谷口・畑・荒木・松澤)、途中出場の石渡を入れて、この試合で出場した16人のうち6人が日本人だった。

ここで効いているのは「日本人が多い」という事実そのものではない。4得点のうち2点が、右サイドの松澤から中央へ折り返す同じ形で生まれていることのほうである。41分は荒木のスルーパスで松澤が右に抜け、そこから中央のメルランへ。78分はメルランを起点に松澤が右でボールを受け、クロスからバジュダル。入口と出口を入れ替えただけで、経路は同じである。

クラブの記述では、松澤は立ち上がりにも「右サイドの松澤がクロスを送り、中央でセヴァウイが合わせようとする」場面を作っている。つまりこの形は、得点が入った2回だけの偶然ではなく、試合の最初から繰り返されていた。

荒木の関わり方は松澤とは別の種類である。41分はスルーパス、73分はコーナーキックで、どちらもボールを前に送り出す側にいる。73分の交代で下がるまで、その役割が2得点につながった。

何がまだ分からないか

松澤本人の言葉は、まだ読めない。クラブ公式の同じページには「松澤海斗選手 試合後インタビュー」という見出しが立っているが、中身は「Coming Soon」の表示のままである。2アシストを彼自身がどう説明するかは、ここでは分からない。

谷口彰悟が46分で交代した理由も、クラブ公式には書かれていない。4-0で勝った試合のハーフタイムでの交代だが、負傷なのか、計画されたものなのかは、読んだ範囲では判断できない。推測で埋めるべきところではない。

もう1つ。この記事が使ったのは日本語で書かれたクラブ公式である。シント=トロイデンは日本語の公式サイトを持ち、試合レポートをそこに日本語で出している。他のベルギーのクラブでは同じことができない。逆に言えば、オランダ語やフランス語の現地報道が松澤の2アシストをどう書いたかは、この記事では確かめていない。

次に見るべきは、松澤が右サイドから中央へ折り返す形が第6節でも続くかどうかである。相手が対策を打ってきたときに同じ経路が使えるなら、それは偶然ではなかったことになる。