森下龍矢、得点後の「アニメ祝福」は呪術廻戦から生まれた

2026.09.30 森下龍矢

ブラックバーン・ローヴァーズの森下龍矢が、今季ゴールを決めるたびに見せている祝福のポーズについて、クラブ公式インタビューでその由来を明かした。相手はチームメイトのクリスティ・モンゴメリーで、きっかけは漫画・アニメ「呪術廻戦」だという。

クラブ公式が伝えた「アニメ祝福」の中身

クラブ公式は9月29日、森下とモンゴメリーが今季繰り返してきた祝福の背景を記事にした。

Both players have been ever-present on the pitch in 2026-27 under Tony Mowbray, with Montgomery enjoying a superb start to the season in central midfield, whilst Morishita has already been in the goals with a stunner at home to Queens Park Rangers and a lovely drive into the corner at Portsmouth last time out.

(両選手とも今季トニー・モウブレー監督のもとで全試合に出場しており、モンゴメリーは中盤で素晴らしいシーズン序盤を送っている。一方の森下は、すでにホームでのQPR戦での一撃と、直近のポーツマス戦でコーナーへ流し込んだ見事な得点で結果を出している。)

Seconds after our No.25 arrowed home against Pompey, the two were celebrating again, with Morishita revealing just how close he and Montgomery are in the time he has been in England, so much so that the midfielder visited him in Japan in the summer.

(背番号25(モンゴメリー)がポーツマス戦で得点を突き刺した数秒後、2人は再び一緒に祝福していた。この祝福を通じて森下は、イングランドで過ごしてきた時間の中でモンゴメリーとどれほど親密になったかを明かしている。この夏、モンゴメリーが日本の森下のもとを訪れるほどの仲だという。)

森下本人の言葉は、こう続く。

“I like anime, especially Jujutsu Kaisen,” the 29-year-old attacker explained to RoversTV. “Kristi is into it as well and he came to Japan in the summer. He’s almost Japanese as well! That’s why we do our anime celebration! He came to Japan at the end of May and he, Yuki [Ohashi] and me, we all had dinner in Tokyo together. It’s a good friendship and it means a lot to us.”

(「アニメが好きなんだ、特に『呪術廻戦』が」と29歳のアタッカーはRoversTVに語った。「クリスティもハマっていて、今年の夏に日本に来たんだ。彼はもうほとんど日本人だよ!だから僕らはあのアニメ祝福をやっているんだ。5月末に日本に来て、彼と(大橋)祐紀と僕の3人で東京で一緒に夕食を食べたんだ。いい友情だし、僕らにとって大きな意味がある」)

出典: Mori on his close bond with Montgomery(ブラックバーン・ローヴァーズ公式、2026年9月29日)

呪術廻戦が、移籍後の孤立を埋める橋になった

海外組の「チームに馴染めているか」という話は、たいてい言葉の壁や食文化の話で語られる。この記事はその型をはみ出している。森下とモンゴメリーを結びつけたのは、言語でも料理でもなく、日本のアニメという趣味の一致だった。

しかもそれは社交辞令の域を出ている。モンゴメリーは実際に5月末、シーズンオフのタイミングで日本まで足を運び、森下・大橋祐紀と3人で東京で夕食を共にしている。チームメイトの母国を個人的に訪ねるというのは、シーズン中の練習場での付き合いだけでは起きない話だ。

「彼はもうほとんど日本人だよ」という森下の言葉は、誇張を差し引いても、この夏の来日という具体的な行動に裏づけられている。

その友情が、ピッチの上でも可視化されているのが今季の得点シーンだ。森下はここまでQPR戦とポーツマス戦でゴールを記録しており、その直後にモンゴメリーと「アニメ祝福」を交わしてきた。さらにこの記事が公開されたのは、モンゴメリー自身がポーツマス戦で得点した直後という巡り合わせでもある。

得点者が入れ替わっても同じ祝福が繰り返されているということは、これが一度きりのパフォーマンスではなく、2人の間に定着した習慣であることを示している。

森下は今季ここまで全試合に出場を続けているとクラブ公式は伝えている。ピッチの外での小さな結びつきが、ピッチの上での安定した出場機会とどう関係しているかは本人も監督も明言していない。移籍後にチームへ溶け込む過程を、得点の中身とは別の角度から見せてくれる話ではある。