喜多壱也、土壇場のブロックで前節の汚名を返上

2026.10.25 喜多壱也
Olasagasti Ruperez Calderón Kita Balda Aguirre Carbonell Gorosabel Marchal Díaz Carrera
サンセ(レアル・ソシエダB)の先発(レアル・ソシエダ公式の試合レポート記載順) 4-3-3 出典: realsociedad.eus(レアル・ソシエダ公式)の試合レポート「Ficha técnica」記載順。公式にフォーメーション図の明示は無く、自社で並べ直した

スペイン2部(リーガ・ハイポモーション)第11節、レアル・ソシエダB(サンセ)は10月24日、アウェーでUDラス・パルマスに0-1で敗れた。後半64分、相手のエリアスが放った決定機のシュートを、喜多壱也が土壇場で足に当てて防いだと、ラス・パルマス公式の試合レポートが名指しで記録している。

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ラス・パルマス公式が「土壇場のブロック」と明記

出典: Las Palmas recupera con Juan Manuel el sabor de la victoria (1-0)(UDラス・パルマス公式、2026年10月25日)

試合は前半8分、ラス・パルマスのヘセがこぼれ球を押し込んで先制。その後サンセは終始押し気味に試合を進め、ディアス・カレーラ・ペッソレージの3人がそれぞれ枠内シュートをポストに当てるなど決定機を作ったが、1点を返せないまま終盤を迎えた。

後半64分の場面を、ラス・パルマス公式はこう描写している。

Aunque fue Elías el que tuvo una gran ocasión en el minuto 64, con un disparo cercano que rechazó el zaguero Kita in extremis.

(訳)ただし64分、エリアスが決定機を迎えたものの、その至近距離からのシュートを、最後の瞬間にディフェンダーの喜多(Kita)がブロックした。

エリアスはこの3分前、サンセの宮代大聖と交代でピッチに入ったばかりだった。サンセ自身の公式試合レポート(Sin premio)にはこの場面への言及は無いが、先発名簿では喜多が交代無しのフル出場だったことを確認できる。

前節のハンドを、今節のブロックで取り返した

喜多にとってこれは、意味のある90分だった。1週間前のUDアルメリア戦では、後半のコーナーからの流れでVARが喜多のハンドを確認してPKを指摘され、それが3失点目に直結している(既報)。守備の判断ミスで名指しされた直後の試合で、今度は失点に直結しかねない決定機を自らの体で防いだという事実は、同じ選手の同じポジションでの振れ幅を示している。

この1プレーの意味は、スコア以上に大きい。もしエリアスのシュートが決まっていれば0-2となり、サンセが終盤まで見せた反撃の推進力(アディショナルタイムのカルデロンのヘディングシュートまで含め)は失われていた可能性が高い。喜多のブロックは、結果的には敗戦を1点差に留め、チームが最後まで同点を狙える試合展開を保った一手だったと言える。サンセは降格圏に沈んだままだが、次節ジローナ戦に向けて、喜多の守備が再現性のあるものかどうかが注目される。

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