田中宏武が2発、PSSの開幕3連敗を止めた新戦力
インドネシア1部のPSSスレマンが、10月11日(現地時間)のホームでのPSMマカッサル戦を3-0で制し、今季初勝利を挙げた。開幕から3連敗していたチームの最初の白星で、3点のうち2点を決めたのが、8月に北海道コンサドーレ札幌から加わった田中宏武である。
リーグ公式が34分と85分の「ブレース」を記録
インドネシアのリーグ公式サイトは、この試合の記事で田中の得点をこう記している。
Brace dari Hiromu Tanaka di menit 34 dan 85
(田中宏武のブレース〈2得点〉、34分と85分。)
出典: Taklukkan PSM, PSS Catat Kemenangan Perdana(リーグ公式・2026年10月11日)
試合はスレマンのマグウォハルジョ・スタジアムで行われ、得点者は田中の2点と、90分+2にマテウス・フォルナザリが決めた1点の計3点である。リーグ公式の試合記録によると、田中は背番号7で、中盤の先発に入っていた。得点者が3人分しか書かれていないので、34分の田中のゴールが先制点、85分が2-0とする追加点にあたる。公式によれば、この勝利でPSSは今季3試合続いた敗戦を止め、勝ち点3で暫定12位に上がった。
監督のピーター・ホイストラは、選手の奮闘を称えつつ、チームの連携(ケミストリー)はまだ改善が必要だと述べたと公式は伝えている。次戦は18日、アウェーでのペルセバヤ・スラバヤ戦である。
3連敗を止めたのは、加入から2か月半の新戦力だった
田中のPSS加入は、Jリーグ公式の英語記事によれば8月1日に発表されている。札幌には2022年から在籍し、前のシーズンはJ2・J3のリーグ戦で4試合に出場していた。それから約2か月半で、新しいクラブの最初の白星のうち2点を決めた形になる。
3点のうち、試合の流れをつくる先制点と、勝負を決める85分の2点目を、同じ選手が担った。
ただし、監督が「連携はまだ改善が必要」と話している点は見落とせない。初勝利でもチームの完成度に納得していないということで、田中の2発が個の力によるものか、連携が形になった結果なのかは、公式記事からは分からない。
これはあくまで当サイトの見方だが、この2発の評価は、次の18日のペルセバヤ戦で決まるのではないか。連敗を止めた試合で2得点した選手が、翌週のアウェー戦でも結果を出せるかどうかで、新戦力が「たまたま当たった」のか「チームの軸になった」のかが見えてくる。
なお、PSMマカッサルには同じ田中姓の田中幸大が所属している。リーグ公式の試合記録では、田中幸大は控えに名前があり、75分の表記がある。交代で入ったとみられるが、試合記事の本文に名前は出ていない。
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