ハーフナー・ニッキ、同点弾の起点になった一つの触れ球
ベルギー1部第9節(10月24日)、ユニオン・サン=ジロワーズはホームでセルクル・ブルージュに0-2とリードを許しながら5-2で逆転勝利した。流れを変えた2-2の同点弾は、名古屋グランパス出身のハーフナー・ニッキがスローインのボールを頭で落とした一瞬から生まれている。
クラブ公式が描写した同点弾への関与
クラブ公式の試合レポートは、後半早々にセットプレーのこぼれ球を押し込まれて0-2とされたあとの反撃を、こう描写している。
Following a throw-in, Havenaar flicked the ball on before an unmarked Sylla headed home to bring the sides level at 2-2.
(スローインのあと、ハーフナーがボールを軽く頭で落とし、フリーだったシラがヘディングで決めて2-2の同点とした)
ハーフナー自身が得点したわけではないが、同点弾という結果と、本人の「ワンタッチで流す」という具体的な動作が名指しで結びついている。試合はこのあとシラのオウンゴールで3-2、モフォケンで4-2、アディショナルタイムにロドリゲスが5-2と突き放し、セルクル・ブルージュは64分にヴァンゼイルが退場して数的優位も手伝った。
出典: Union strike after the break to beat Cercle Brugge(ユニオン・サン=ジロワーズ公式サイト・2026年10月25日)
J1通算3試合から、欧州の主力級クラブの一員へ
ハーフナーは名古屋グランパスの下部組織出身で、トップ昇格後のJ1通算出場はわずか3試合にとどまる。2016年にオーストリア3部のSVホルンへ渡って以降、スイスのFCヴィル・トゥーン、オーストリア2部のSVリートとキャリアを重ね、今季からユニオン・サン=ジロワーズに完全移籍した。ベルギー屈指の強豪であり、欧州カップ戦の常連でもあるクラブである。
J1での出場機会が乏しかった選手が、欧州の中堅国を渡り歩いた末に有力クラブのセンターバックとして試合に絡んでいるという事実そのものが、今回のワンタッチの価値を物語る。得点そのものではなく、競り合いやセットプレーの「次の一手」でチームに貢献する役回りは、まさにここまでのキャリアで積み上げてきたものの延長線上にあると見てよさそうだ。
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